家庭内にあるものでダニ退治をしようと思うと、一番使い勝手がってが良いのが「アイロン」です。
アイロンは約100度の熱を出す事ができます。
ダニは60度以上の熱であればほぼ一瞬で死滅してしまうので、理論上はダニを駆除することができます。
出典：パナソニック
ただし、正しい方法でダニ退治をしなければ、アイロンを使っても効果があまりなかったり、布団や洋服の素材を傷めてしまうことになります。
そういった失敗をしない為にも、アイロンを使った正しいダニ退治を見ていきましょう。
また、おすすめのスチームアイロンも紹介しているので、購入前の参考にしてみて下さい。
この記事で分かること
- スチームアイロンを使ったダニ退治の流れ
- おすすめのスチームアイロン
アイロンの正しいダニ退治
早速、アイロンを使ったダニ退治の手順をご紹介します。
対象物の素材や洗濯表示をチェックする
まずアイロンでダニを駆除する場合にチェックするのは、「洗濯表示のタグ」です。
画像のように、アイロンマークにバツ印が付いているのは、使用することができません。
洗濯表示がない場合は、素材で判断することができます。
例えば、布団や洋服に絹(シルク)が使われているもの。
マットレスによっては、ポリウレタンフォームやラテックス素材のものがありますが、これらは素材が劣化したり、傷めてしまう原因になるので、アイロンの使用は控えておきましょう。
また、畳のダニ退治にもアイロンはデメリットとなることが多いんです。
アイロンの熱によってダニを駆除することはできるのですが、スチームを使用することで畳に湿気が溜まることになります。
湿度が高い場所はダニが好む環境ですので、余計にダニが増えてしまう可能性があります。
アイロンを使用した後に、畳を干したりして乾かすなら別ですが、そのまま使用するならアイロンは向いていません。
アイロンをかけれない場合の対処法
ここまで見てきたように、素材によってはアイロンを使用できません。
その場合は別の方法でダニ退治をするようにしましょう。
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アイロンにスチーム機能があるかをチェックする
次にやることは、アイロンに「スチーム機能」があるかをチェックしましょう。
ダニは通常布団などの内部に潜んでいます。スチーム機能がなければ内部まで熱を伝える事ができないので、ダニを駆除する効果が低くなります。
衣類など薄いものでしたらスチーム機能がなくても問題ありませんが、熱によって素材を傷めたり、表面が焦げたりする可能があるので注意して下さい。
部屋を暗くしてダニを誘い出す
スチームアイロンを使用する前に大切なのは、部屋を1時間くらい暗くしておくということです。
ダニは暗い所が好きなので、光があると内部に潜ったままです。
なので、部屋を暗くしてダニを表面におびき寄せる必要があるのです。
あて布をしてスチームアイロンをゆっくりかける
スチームアイロンを使用する前のポイントとしては、「あて布」をすることです。
あて布をすることで、布団などの素材を傷めてしまうのを軽減してくれます。
次に、スチームアイロンをかける時間ですが、1㎡あたり20～30秒が理想です。
表面のダニだけでなく、内部にいるダニを死滅させるために、しっかりと熱を置くまで伝える必要があるので、ゆっくりとかけていきましょう。
特に、布団やマットレスでは、ダニのエサとなるフケや垢などが多い頭側は、ダニが多いので丁寧に行って下さいね。
掃除機or洗濯する
アイロンでダニの駆除が完了したら、洗濯や掃除機でダニの死骸やフンを除去していきます。
ダニの死骸やフンは、アレルギーの原因になると言われているので、しっかりと取り除いておきましょう。
乾燥させる
最後にやることは、スチームアイロンで対象物はしっかりと乾燥させるということです。
スチームを当てて湿った状態にしておくと、ダニが再発生するだけでなく、カビ(ダニのエサ)の原因にもなります。
せっかくダニを駆除したのに、スチームのおかげでダニを好む環境を提供したら本末転倒ですよね。
衣類や布団の場合は天日干し、ソファなどは陰干しをしてしっかりと乾燥させるようにしましょう。
特に注意したいのが衣類です。
湿ったままタンス・クローゼットに収納してしまうと、そこがダニの繁殖場所になることがあるので収納する際によく確認しておきましょう。
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ダニ退治におすすめのスチームアイロン３選
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS550
衣類スチーマーなので、ボタンを押している間はスチームを出し続けることができます。
また、通常のアイロンのようにプレスしながらも使用できるので、スチームアイロンのような使い方もできるのが特徴です。
さらにダニアレルゲン対策としても優秀で、試験結果によると１秒間で90％以上、3秒間で97％の抑制率となっています。
出典：パナソニック
T-fal トゥイニー ジェットスチーム DV9000J0
アイロンに持ち手が付いた外観からも分かるように、衣類スチーマーとアイロンが一体化した2in1タイプです。
パナソニックの衣類スチーマーと異なる点は、強力なスチーム噴射が出来ることです。(その分常時スチームはできませんが…)
また、こちらは試験によって殺ダニ効果が実証されているだけでなく、「除菌、脱臭、花粉、アレル物質対策」も可能なモデルとなっています。
出典：CLUB T-fal
シャーク スチームクリーナーオールイン
スチームクリーナーと言えば、掃除がメインの使い方になりますが、ダニを駆除する効果もあります。
独自に行われた試験によると、99.9％のダニを死滅できるという結果が出たようです。
また、モップタイプやハンディタイプとして使い分けが出来るので、絨毯から布団のシーツ、ぬいぐるみなど様々な場所のダニ対策として使用することができます。
出典：試験結果について
まとめ
以上が、スチームアイロンを使用してダニを駆除する方法でした。
確かにスチームアイロンでダニ退治をすることができますが、素材などによってはアイロン自体を使用することが出来ないので、慎重に使用する必要はあります。
また、スチーム機能が付いていないアイロンでは、ダニ退治が難しいので、今回ご紹介したおすすめスチームアイロンを参考にしてみて下さい。
