開封した小麦粉やお好み焼き粉などの粉物、もしくは鰹節や砂糖など使う食品はどのように保管していますか?
「輪ゴムやクリップで口を閉じて、そのまま食品棚に保存している!」
もし、このように保存しているなら、ダニが紛れ込んでいるかもしれません。
ダニからすると、湿度が安定している食品棚は過ごしやすい環境。
また、自分達が好きなエサがあるので、繁殖するには適しているんですよ。
もしかすると、あなたが気付かないだけで、食品の中にはダニがウジャウジャ…。なんてことも普通に考えられるのです。
それを知らずに、口にしてしまうとアナフィラキシーショックと言って、ダニによるアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性もあるので、要注意です。
この記事で分かること
- ダニはどんな食品を好むのか
- ダニアレルギーの症状って?
- 食品にダニが繁殖しかたを見分ける方法
- 食料をダニから守る保管術
それでは、早速食品のダニについて見ていきましょう。
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ダニを食べると被害に!ダニアレルギーの症状とは?
ダニが食品に入っても、加熱すれば大丈夫と思っていませんか?
確かに、熱を与えてしまえばダニは死にます。
しかし、死んだからと言ってダニによる被害がなくなるわけではありません。
実は、知らずにダニを食べてしまうことで、アナフィラキシーショックと言ってダニアレルギーを発症することがあるんですよ。
ダニアレルギーの症状
- 全身けいれん
- 呼吸困難
- 激しい腹痛
- じんましん
こういった症状がダニを食べることで引き起こされます。
ヒドイ場合になると、病院に搬送されることもありますし、中には死亡してしまったケースもあるようです。
食品にいるダニの種類とダニが好む食品
食品にいるダニは「チリダニ」と「コナダニ」
種類 | チリダニ | コナダニ |
---|---|---|
好む食品 | タンパク質、でん粉、うまみ成分 | 雑食(何でもエサになる) |
大きさ | 0.2~0.5mm | 0.3~0.5mm |
食品に潜みやすいダニは、こういったような種類です。
ダニの大きさは、1mmを下回りますし、色も透明~乳白色なので、食品にいても気付きにくいんです。
しかも、コナダニ至っては食べれる物が多いですし、約10日で成虫になったりと、成長スピードが早いので繁殖の危険があります。
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【具体例】ダニがわきやすい食品
粉物
小麦粉、お好み焼き粉、パン粉、きな粉、ホットケーキミックス、粉ミルク
旨味成分を含む物
昆布、味噌、乾燥しいたけ、煮干し(魚粉)
その他
砂糖、プロテイン、七味唐辛子などのスパイス
こういったものはダニが繁殖しやすい食品と言われています。
未開封なら大丈夫ですが、開封後に常温で保管しているなら、注意して下さいね。
ダニが繁殖した食品の見分け方
上述したように、ダニは小さい&乳白色をしているので、肉眼で見つけることは困難です。
しかし、大量発生した場合は、目視することができます。
例えば、お好み焼き粉などの場合、ダニが繁殖することで薄い肌色に見えることがあります。
これは、お好み焼き粉の真っ白とダニの色が若干異なることによってです。
また、目を良く凝らしてみると、お好み焼き粉が動いてのを確認することができる場合もあります。
大量繁殖したダニが動いているので、お好み焼き粉が動いているように見えるんですね。
食品のダニを目視したい場合
できれば、ダニが大繁殖する前に確認したいと思っている人も多いハズ。
そういった場合は、
- ダニ目視キット
- デジタル顕微鏡
こういったアイテムを使うことで、ダニを探し出すことが可能です。
私も心配になって小麦粉を目視キットで観察してみました。
開封してちょっと経っていたので心配でしたが、どうやらダニはいないようでしたので、一安心です。
別記事で、ダニ目視キットを使って家中のダニを確認してみた結果を報告しているので、興味がある方は参考にしてみて下さいね。
食品のダニ予防!冷蔵庫に保管するのが基本
食品をダニから守る為には、冷蔵庫で保管するのが一番の予防になります。
輪ゴムで封をしたから、密閉した容器に入れたからと言って安心はできません。
ダニは非常に小さいので、少しの隙間があれば入ってしまうからです。
じゃあ、なぜ冷蔵庫だと大丈夫なのか?
実は、ダニは20℃以下になると、冬眠状態になり繁殖をすることができません。
つまり冷蔵庫くらいの寒さがあれば、ダニは活動を停止しているので、食品に入り込むことがないってことですね。
「開封した食品はすぐに冷蔵庫に入れる」こうすることで、ダニを予防することができます。
冷蔵庫に保管しても死ぬことはない!
ダニは低温でも死なない!という記事でもお伝えしましたが、冷蔵庫くらいの温度では死ぬことはありません。
ただ、活動をやめ繁殖しなくなるだけです。
ひとたび、冷蔵庫から出ると、2分後には活動を再開すると言われています。
こう考えると、食品の取扱いにはかなり神経を使いますよね。
また、粉物などの食品をすべて冷蔵庫に保管するのは、場所等も含めて至難の業。
そういった場合は、ダニ対策グッズを検討してみるのも良いかもしれません。
食品のダニを予防するには対策グッズが使える!
ダニを対策できるグッズには色々あるのですが、食品棚に使えるものは以下のとおりです。
例えば、ダニクリンでしたら、専用の袋に入れることで、ダニから守ってくれます。
また、シリカゲルなどの乾燥剤を置いておくことで、ダニが苦手な湿度を下げる効果があります。
ダニ取りシートであれば、ダニの死骸やフンをキャッチできるものもあるので、アレルゲンの予防にも繋がります。
ちなみに、私はダニ捕りロボというダニ取りシートをこんなカンジで使用しています。
まとめ
以上が、ダニと食品の関係についてでした。
高温多湿な環境になる梅雨からダニは色んなところで繁殖しやすくなります。
室内のダニ対策はもちろんですが、食品にもダニが潜んでいる可能性があるので、同じようにダニ対策はしておきたいですよね。