久しぶりにタンスから引っ張り出した布団、衣類などを着用すると、「チクチク」「カユカユ」なんて事はありませんか?
もしかすると、ダニが大量に発生しているせいで、あなたの体に違和感を与えているのかもしれません。
タンスなどの収納は、何もしないでいると、ダニが増殖しやすい場所になりやすいんですよ。
ダニの種類によっては、アレルギーを引き起こしたり、刺したりするので、少しでも違和感を感じているなら、すぐにでもダニ退治を始めていきましょう。
この記事で分かること
- タンスでダニが繁殖する理由
- タンスのダニ退治方法!駆除~予防まで解説!
- タンスに使えるダニ対策グッズ
タンスでダニが繁殖する理由
急にタンスでダニが発生すると、あなたはこう思っていませんか?
「何もしていないのにダニが出た!」
実は「何もしていないから」ダニが好む環境になり、増殖しているんです!
何もしていないタンス
- 湿度が高くなる
- ホコリが豊富にある
- 常に暗い状態
恐らく、あなたのタンスはこういった状態ではないでしょうか?
これがダニとどう関係するのかをご説明しますね。
湿度が高い
タンスや押入れを定期的に開けたりしていないと、空気が循環せず湿度が高くなります。
そして、ダニが好むのは湿度が高い環境。湿度が60%以上になると、大量発生しやすくなります。
押入れやクローゼットを開けた時に、ムワァ~ってしたら湿度が高いサインなので要注意ですよ。
ホコリが豊富にある
タンスなどの掃除を怠っているとホコリが溜まるのは仕方がないことです。
ですが、このホコリは「ダニのエサ」になります。
また、衣類に付着している、「フケ・垢・剥がれた皮脂」なども同様にダニのエサとなるんです!
つまり、ホコリがある=ダニのエサが豊富にあると言っても過言でないわけです。
常に暗い状態
タンスを開けていないなら、中が暗い状態なのは当然ですよね。
ですが、この暗い状態はダニが好きな場所。
明るい所が苦手なダニは、暗い場所にいると活発に活動をするんです。
というか、居心地が良いので、居座るというのが分かりやすいかもしれません。
このように、タンスや押入れを開けたりしていないことで、ダニが増殖しやすい環境になっているんですね。
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タンスのダニを退治する方法
それでは、ここからはタンスのダニを退治する方法をご紹介していきます。
ダニ退治の手順
- 駆除する
- 除去する
- 予防する
ダニ対策は基本的にこういった手順で行います。
駆除出来れば良いと思うかもしれませんが、再繁殖を防止する為にはこういった流れで対策をしていくことが大切です。
簡単にできるので、ぜひ試してみて下さいね。
ダニを駆除する
タンスにいるダニを駆除するには、収納している「布団・衣類」と、タンスやクローゼットの中にいるダニを別々に駆除する必要があります。
布団や衣類のダニの駆除
ダニは熱に弱いので、駆除する場合は「コインランドリーの乾燥機」がオススメです。
コインランドリーは約80度くらいの高温になるので、ダニを死滅させる事が出来るからです。
また、衣類などのダニを一纏めに駆除出来るので、手間がかからないのもポイントです。
布団のダニも乾燥機で駆除することが出来ますが、何枚もある場合はかなり大変。
その場合は、ダニ専門のクリーング屋さんにお願いすると良いでしょう。
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タンスやクローゼットのダニの駆除
タンスやクローゼットのダニを駆除するには、「薬剤」か「ドライヤー」を使用します。
殺虫成分が気にならないのであれば、駆除には薬剤が最も効果的です。
例えば、バルサンなどのくん煙剤や殺虫剤(ダニスプレー)などですね。
ダニスプレーの種類によっては、駆除だけでなく予防にも適したのがあるので、色々探して見るのも良いかもしれません。
殺虫剤以外の方法なら、「ドライヤー」を使用するのがオススメです。
ダニは60度の熱であればほぼ一瞬で死滅しますが、ドライヤーは100〜120℃の高温を出せるのでダニを駆除することが出来ます。
ダニが潜みやすい四方の隅にじっくりとドライヤーの風を当てるようにして下さい。
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タンスから除去する
次にやることは、エサとなるホコリやダニを掃除機で除去することです。
掃除機で除去するメリット
- ホコリ(ダニのエサ)
- ダニの死骸(アレルギーの原因)
- 生き残ったダニ(刺すダニの予防)
掃除機でのメリットは以上の3つです。
ダニのエサとなる「ホコリ・フケ・垢」などを除去することで、ダニが繁殖するのを予防します。
また、ダニの死骸はアレルゲンになるので、取り除いておくことに越したことはありません。
最後のメリットは、「生き残ったダニを取り除く」ことにあります。
特に家庭に多いのは、チリダニですが、このダニをしっかり取り除いておかないと大変なんです。
実は、人を刺す「ツメダニ」は、アレルギーの原因となる「チリダニ」を捕食します。
ということは、チリダニが多いと、私達を刺すツメダニの被害に遭いやすいということ。
なので、掃除機でチリダニを除去しておくことで、間接的にツメダニを防ぐことになります。
次に、掃除機のダニ殺傷能力であるが、ダニは掃除で吸引されるときのショックで、200W/hならば70%以上が死に、300W/hならば80%以上が死ぬと報告されている。
引用:『ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著
掃除機ないでダニが生き残っている可能性があるので、紙パックフィルターや吸引したゴミはすぐに捨てるようにして下さいね。
再繁殖を予防する
タンスやクローゼットからダニが居なくなったら、最後は再繁殖をするのを予防していきましょう。
- 定期的に開けて換気をする
- 物を詰め込みすぎない
- 収納する際は洗濯・乾燥させた物を入れる
定期的に開けて換気をする
タンスやクローゼットは閉めっぱなしにせず、定期的に開けて換気をするようにしましょう。
数時間開けっ放しにしておくことだけでも良いですが、余裕があればサーキュレーターや扇風機などを使って送風するのもオススメです。
物を詰め込みすぎない
物を収納する時は、ぎゅうぎゅうに詰め込まないで、隙間を開けるようにしましょう。
詰め込み過ぎると、空気の通りが悪くなり、湿気が溜まりやすくなります。
なので、余裕がある収納を心掛けましょう。
例えば、衣類だったら「折りたたみボード」などを使用して、隙間が開くようにすることができます。
また、布団を収納する際は「スノコ」などを敷いて湿気を溜まりにくくするのも効果的ですよ。
収納する際は洗濯・乾燥させた物を入れる
衣類や布団を収納する際は「洗濯・乾燥」させておきましょう。
洗濯することでエサとなる「フケ・垢」などを除去できますし、しっかりと乾燥させておくことで、内部に湿気をこもるのを防ぐ事ができます。
タンスやクローゼットのダニ対策グッズ
中々ダニが居なくならない場合は、対策グッズもあるので、今回ご紹介した方法と併用するようにしてみて下さい。
タンスにゴンゴン(防虫剤)
衣類に穴を開けてしまうイガなど、様々な害虫を予防することが出来るのが「タンスにゴンゴン」などの防虫剤。
また、ダニのエサとなる「カビ」も予防してくれます。
効果は1年と長いので、収納して長期間出さない時におすすめです。
なんでも除湿シリカゲル
設置しておくだけで、ダニが苦手な環境を作れるのが「なんでも除湿シリカゲル」です。
このシリカゲルは、電子レンジを使用することで何回も再利用できるので、毎回捨てる手間がないのがポイントです。
ダニ取りシート
アレルギーの原因となる「チリダニ」、人を刺す「ツメダニ」を退治できるのが「ダニ取りシート」です。
ダニを捕獲して死滅させる事はもちろん、ダニアレルゲンをシート内に閉じ込めるので、ダニによるアレルギーが気になる方にもオススメです。
ダニ取りシートには、いくつも種類があるので、あなたに合ったものを選ぶようにして下さいね。
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まとめ
以上が、「タンス・クローゼット・押入れ」のダニ退治をする方法でした。
衣類や布団などを適当に入れて、そのまま放置しておくとダニが繁殖しやすい状態になってしまいます。
なので、今回ご紹介した方法を定期的に行い、ダニがいないクローゼットを目指すようにして下さいね。